油断大敵!?夏の冷え性 Part2

前回に引き続き、今回は冷えが引き起こすトラブルと夏の冷えから守るポイントについてお伝えします。


冷えが引き起こす3つのトラブル

前回の記事で、体が冷える原因に当てはまる項目がありましたか?
もし、1つでも当てはまることがあれば、以下のようなトラブルに繋がる可可能性があります。
夏の冷えが引き起こすトラブルを見ていきます。

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1.自立神経が乱れる
自律神経は集中状態とリラックス状態をつかさどる神経で、血流や体調の維持にも大きく関係しています。

自律神経が乱れると、以下のトラブルを引き起こしてしまいます。

①なかなか寝付けない。夜寝ているのに日中も眠たい状態が続く。
②イライラや不安になり、感情がコントロールできない。
③だるさ、頭痛、胃腸のトラブルといった体調不良。
④生理不順、生理痛が重くなるなどの子宮関係のトラブル。

夏になるといつもだるく、調子が出ないという方は、自律神経の乱れが体調不良の原因かもしれません。

また、自律神経は発汗や体温調節も行っています。自律神経が乱れていると夏バテや熱中症を起こしやすくなるので気を付けてください。

2.風邪をひきやすくなる
夏でも体が冷えるていると風邪をひきやすくなります。
内臓から冷えていると免疫力が低下してしまい、ウイルスにも感染しやすくなるからです。

3.お腹を下しやすくなる
暑いからと冷たいものばかり飲食したり、薄着をしていると、胃腸が冷え消化不良や下痢を起こしやすくなります。

消化不良や下痢を起こしていると食べ物の栄養がきちんと摂取できず、さらに体調を崩す可能性があります。

夏はビアガーデンやバーベキューなど胃腸に負担をかけやすい時期です。イベントは思いっきり楽しむためにも、普段はあまりお腹に負担がかからないような食生活を心掛けてください。


夏の冷えから守る7つのポイント
ちょっとした工夫で冷えを防げるので、夏に体調を崩しやすいと言う方はぜひ試してみてください。
a0001_008941 ①冷やしてはいけないツボとは・・・
東洋医学では冷やしてはいけない3つのツボがあると言われてます。

・首
・お腹
・足首

首を温めることで首周辺の血流が良くなり、肩こりや首のこりからくる自律神経の乱れを予防できます。お腹を冷やさないは内臓の温度を一定に保つためです。

また、下半身は重力に逆らって血液が流れるので冷えていない時でも血行が悪くなりやすい部分なので、足首を温めると血液が温まって血液の流れがよくなります。むくみの予防や改善にもオススメです。

夏でも靴下を履くことが理想です。

②上着を必ず持ち歩く
寒いと感じた時は、薄手のカーディガンやストールを羽織るだけでも冷えを防ぐことができます。

③締め付けられない服や下着を選ぶ
体を締め付けるようなキツイ服をきていると、血流が妨げられて体が冷えてしまいます。

ウエストがキツイ服を避けるのはもちろん、ブラジャーによる締め付けも体を冷やす原因になります。窮屈を感じない服選びを心がけてください。

④飲み物は常温の水がベスト
冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、冷えている時はなるべく常温か温かいものを選ぶようにしましょう。

また、砂糖やカフェインには、血流を悪くする原因が含まれているので、砂糖やカフェインが含まれた飲み物はできるだけ避けましょう。
カフェインはコーヒーだけではなく、緑茶・紅茶・炭酸飲料などにも含まれているので、注意してください。

水以外なら砂糖なしのノンカフェインの飲み物を選ぶのがオススメです。

⑤夜はシャワーだけで済まさず、浴槽で温まる


夏はシャワーだけで済ませている方も多いですが、浴槽につかることで全身をまんべんなく温めることができます。
なるべく浴槽につかるようにして冷えを予防してください。

⑥肉、魚、豆類を摂るようにする


熱を作り出すのに欠かせないのが、肉、魚、豆類に多く含まれるたんぱく質です。ダイエット中だからとタンパク質を制限していると体が冷えやすくなってしまいます。

肉や魚の脂肪が気になるのであれば、低脂肪の高タンパク質の豆類を多く摂取することをオススメします。

⑦エアコン・扇風機をつけっぱなしで寝ない

エアコンなどの冷たい風が直接当たっていると体が冷えて低体温症になったり、肌表面の水分や汗が蒸発して脱水症状になる危険性があります。

寝苦しさを感じるほど暑いときは、2~3時間でエアコンがオフになるように設定しておきましょう。

2回にわたり、夏の冷え性について紹介しました。

いろいろとご紹介してきましたが、1番大切なことは「自分の体の状態に合わせて調整すること」です!

手足や内臓の冷えを感じるのであれば、温かいものや服装で調整し、体に熱がこもっているのを感じたり、ほてりでクラクラするような時は冷えを心配するより熱中症の対策をとってください。

参考にさせていただいたサイト様
http://eonet.jp/health/special/special26_1.html