やせる!美肌になる!「むくみ腸」を改善する!

むくみは足や顔にでる、だるくて不快でいやな症状です。でも実は、同じようなことが内臓の『腸』にもおこるのです。
腸がむくむなんて、お腹がポッコリしそうで嫌ですよね。身体を太りやすくして免疫力まで低下させる『むくみ腸』の正体と改善方法をご紹介します。


もしかして腸もむくんでる?
0428-7 女性同士ではよくある「足がむくんでパンパン」「今日は顔がむくんでいる」というような会話ですよね。でも、実は足や顔だけではなく”腸もむくむ”と知っていましたか?
しかも、それが便秘の解消を妨げてしまうのです。




そもそも”むくみ”というのは、医学的に「浮腫(ふしゅ)』と呼ばれる、皮膚の下に水がたまった状態のことをいいます。指でぎゅーっと押すと、そこにヘコみができて、なかなか戻らないときには、なんとすでに体重の5~10%以上の水がたまっているそうです。そんな”むくみ”が腸でおこる『むくみ腸』とは、いったいどんな状態をいうのでしょう??







むくみ腸とは
私たちが食べたものは、「食道」をとおり「胃」にたどりついて流動化され、さらに「十二指腸」で分解されて、「小腸」で消化され栄養分が吸収されてから、やっと「大腸」に到達します。


大腸の役わりは、小腸で吸収されなかった水分を吸収して、不要なものを便として排出することです。「粘膜・粘膜下組織・筋層および漿膜(しょうまく)」からなる腸壁をつうじて、便にふくまれる水分を吸収していくのですが、それがうまくいかないと水分が腸壁にたまってしまいます。
すると、腸管がむくみ、腸の動きが悪くなります。
それが、『むくみ腸』です。




むくみ腸でおこるトラブル
1.太りやすくなる
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『むくみ腸』になると、腸の働きが悪くなるために、栄養成分の分解が正常におこなわれなくなります。つまり、本来であれば食事でとった糖や脂質は分解され、からだのエネルギーとして代謝されます。
しかし、腸がむくんで本来の働きができない状態では、糖や脂質はエネルギーとして使われず、からだに蓄積してしまいます。







2.免疫力の低下
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腸には、体の全免疫細胞のおよそ60%が待機しています。それは腸のトラブルが、人間の免疫力に大きな影響をおよぼすことを意味しています。つまり『むくみ腸』を放置しておくと免疫力が低下してしまうため、風邪やインフルエンザにかかるリスクを高めてしまいます。







3.便秘・下痢・ガスの発生

胃で流動化され腸にとどいた食物は、長い腸の全道(収縮運動)によって、便の排出へと向かっていきます。しかし、『むくみ腸』になると、腸の全道がとても弱くなり、便をうまく排出できなくなってしまいます。
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また、免疫力を低下させる『むくみ腸』は、ストレスが原因と言われている過敏性腸症候群(IBS)を引き起こすことがあります。それにより、下痢や便秘を繰り返すほか、ガスを多くしたり、ガスのにおいがキツくなるなどの症状をもたらします。
また、免疫力の低下が関係する慢性疲労にもつながります。





4.顔の吹き出物

beautiful healthy woman  saw in the mirror acne and wrinkles
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体の代謝機能を低下させる『むくみ腸』は、顔の吹き出物をつくり、腸のみならず、体全体をむくませてしまいます。




むくみ腸の原因

腸壁に水分がたまっておこる『むくみ腸』の、主な原因とされているのは腸の「血流障害」です。そして、その血流障害は、以下のような悪循環でおこります。


1.腸内環境の悪化
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腸の「血流障害」がおこる、最も大きな原因は便秘です。実をいうと便はとても強いアルカリ性の刺激物です。そんな便がたまり腸管壁が圧迫されるようなら、血流が悪くなるのは当たり前ですよね。
また、便秘がつづけば体の解毒作用が追いつかなくなり、便による有害物質が体を循環してしまいます。





2.下痢による炎症
fcb7d5bf55240a56437e71cbd641ac04 そんな便秘を解消するために服用されている下剤も、ときとして腸に「血流障害」をおこします。下剤は腸に刺激を与えることで便を排出させます。しかし、慢性的にたくさん下剤を服用していると、刺激の与えすぎで腸の粘膜が炎症を起こし、血流が悪化してしまうのです。





むくみ腸を改善するためには
0339_1344809456 『むくみ腸』を改善するには、なによりも便秘を解消することが必要です。そのためには、食生活に気を配ることと、軽い運動によって腸に刺激をすることが大切です。





①発酵食品をとる
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発酵食品とは、微生物が食品のもつタンパク質や糖、でんぷんを分解したものです。つまり、生き物の宝庫ということです。
これらが、ひとの腸内で元気よく働いてくれます。日常的に発酵食品のヨーグルトや味噌、塩こうじ、酢、酒かす、納豆、ぬか漬けなどを日頃のメニューに取り入れてみましょう。




②食物繊維をとる
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便秘改善のため、発酵食品とともに必ずとるべきなものは、食物繊維です。どちらか一方でも不十分です。なお、便秘をしている人は、便のかさを増す不溶性食物繊維ではなく、便を軟らかくしてくれる水溶性食物繊維が必要です。
水溶性食物繊維は、海藻類やごぼう、山芋、アボカド、オクラ、納豆、熟れたくだもの、そして大根などに含まれます。
また、食物繊維は大腸にとどくと腸内細菌のエサとなり、変換されて大腸粘膜のエネルギー源にもなります。






③腰をまわす
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適度な運動は健康維持にとても役立ちます。そして、もちろん『むくみ腸』にも効果的です。特に、腰を左右に回すなど、腸管を刺激するような運動がベストです。






むくみ腸の改善にオススメの食べ方
1.夜にホットヨーグルト
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発酵食品であるヨーグルトには、腸内環境を整えてくれる善玉菌『ビフィズス菌・乳酸菌)が含まれています。腸まで届くビフィズス菌や乳酸菌が配合されたものを選び、なおかつ善玉菌をふやすといわれるオリゴ糖を含んだはちみつを加えると、より効果的です。


そして、さらにヨーグルトをレンジで軽く温めると善玉菌が活性化され、ますます効果がぐーんとアップします。副交感神経が優位になり、腸のはたらきが活性になる夜に食べるのがオススメです。






2.大根おろしをプラス
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大根には、便秘の改善に必要な水分と、水溶性食物繊維がふくまれています。また、胃腸の働きをたすけるジアスターゼ(アミラーゼ)や、体の毒素を排出してくれる辛み成分、イソチオシアネートも含まれています。



どちらも熱に弱く、イソチオシアネートにおいては、大根の細胞が傷つくことにより生成されるので、食べ方としては大根おろしがおすすめです。おろしになった大根は、焼魚などに添えるだけではなく、発酵食品の納豆とあわせたり、ヨーグルトにプラスしたりなど、つかいやすさ抜群です。





むくみ腸にならないために

「むくみ腸」ということばは、日本ではじめて便秘外来を開設した、順天堂医院総合診療科の小林弘幸教授による造語です。



もしも、長いあいだ下剤を服用していたり、月になんども数日間便秘がつづいたり、おなかの張りや便が残っているような感じ、ガスがくさいといった症状があるときには、「むくみ腸」になっている可能性があります。すこしでも思いあたることがあれば、すぐに食生活を改善し、腸内環境を整えて治すことをしましょう!



実はひとの消化管(口から胃や腸ほか)は、解剖学的にはからだの外側なのだそうです!? そんなわけで、足や顔のむくみとおなじく腸のむくみも意識しながら、健康的な食生活をおくってみてください。



参考にさせたいただたサイト様
http://by-s.me/article/220725615562254468