朝チョコレートが健康にいいということをご存じですか?
朝食べると、チョコレートの効果がさらにアップされるんです。
あの甘くておいしいチョコレートが発揮する効果とは一体何なのか?
チョコレートの“食べるべきタイミング”についてご紹介します。
これは知らないと損です!
朝チョコレートで健康に
甘くて濃厚な香りと独特の苦み、チョコレートが大好きな人にはたまらないチョコの魅力です。女性だけでなく、意外にも男性ファンも多いと言われているチョコレート。夜、お酒とともに召し上がる方も多いですね。
かつてはチョコレートはダイエットの妨げになるとか、虫歯や吹き出物の原因になるとか、美容や健康を気にされる方には嫌われるものですが、最近では健康への効果が認められ、その効果に特化したチョコレートまで流通するようになりました。
チョコレートの持つ力が見直され、積極的にその恩恵にあずかりたいところですが、実はチョコレートを食べるタイミングによって、その効果がさらにアップすると言われています。
チョコレートを食べるベストタイムとはいつでしょうか?
それは・・・ずばり“朝”なのです。
朝チョコレートとは
朝は1日のスタートです。その日1日を快適に過ごせるように、必要な栄養を朝食でしっかり摂っておきたいものです。でも、朝は忙しい。疲れているときには、ぎりぎりまで寝ていたい。朝食が大切だということは重々承知でも、朝食が摂れない朝もまたある、ということを、忙しい現代人であれば、みなさん経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな朝におすすめの栄養成分を総合的に備えているのが、実はチョコレートなのです。
『朝にチョコレートを食べて、いい1日のスタートを切る』
のが朝チョコレートです。
忙しかったり、ぎりぎりまで寝ていて、朝食を摂る時間がないときにでも、ぽいっと手軽に食べられて、栄養補給ができるチョコレートは、とてもありがたい存在です。
◆チョコレートは優れた食品?
朝からチョコレートのようなスイーツを食べることに抵抗があるかたも多いと思います。現代ではチョコレートはお菓子に分類されている食品なので、無理もないです。しかし、その昔、チョコレートは薬効の高い貴重な薬のように扱われていたことをご存じですか?
実は、知る人ぞ知る、チョコレートは栄養バランスの優れた食品でもあります。
チョコレートの原料である『テオブロマ・カカオ』はスウェーデンの科学者、カルル・フォン・リンネによって命名されました。
ギリシャ語で“デオブロマ”とは“神の食べ物”という意味で、その効能の高さから、チョコレートは医薬品として珍重されていた時代もあったということです。
朝チョコレートの効能
◆テオブロミン
チョコレートには“テオブロミン”という成分が豊富に含まれています。
テオブロミンは、自然界のなかでも、ほぼカカオにしか含まれない成分で、カカオの苦味成分としても知られています。
テオブロミンには、脳を活性化して集中力や記憶力を高める働きがあり、医薬の分野でも血管拡張剤や利尿剤として利用されています。
◆エネルギー源
また、チョコレートに含まれるブドウ糖をはじめ砂糖や乳糖などは、脳がもっとも必要とするエネルギー源です。
これらの種類は、からだへの消化吸収に優れているため、朝におすすめと言えるでしょう。ブドウ糖は脳の働きを活発化するとともに、記憶力ややる気の源と、脳の神経伝達物質のアセチルコリンの材料ともなります。
◆香り成分
さらに、チョコレートの香り成分であるフエニルアルデヒド、ジメチルピラジン、フェニルメチルヘキサナールなどは、中枢神経に影響を与えることが知られています。集中力を高め、注意力も向上させる効果があると言われています。
◆ビタミンやミネラル
チョコレートには、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。そのため、脳の活性化だけでなく、からだの健康にもひと役買っています。とくにカルシウムとマグネシウムのバランスが良いため、心臓病や高血圧の予防にも大きな期待が寄せられています。
朝チョコレートはダイエットにも効果的?
チョコレートはダイエットの大敵というイメージがありますが、決してそんなことはありません。反対に、チョコレートに含まれるカカオはダイエットを後押ししてくれる大きな味方でもあります。
カカオには、ポリフェノールをはじめ、食物繊維、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。特に、カカオポリフェノールはコレステロールの酸化を防いでくれるので、血液をサラサラにし、血流をよくします。
血流がよくなることで、代謝が上がり、痩せやすい体質を作ってくれます。また、チョコレートに含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を改善する働きがあります。
ダイエットをしたことがある方は、経験があると思いますが、ダイエット中は、なにかとストレスを感じがちです。チョコレートに含まれる成分“テオブロミン”ng>や“カカオポリフェノール”には、ストレスを緩和する働きがあります。そのため、チョコレートは、ダイエット中のストレスから起こりがちなドカ食いなどを防ぐ効果もあると言われています。
また、食前に少量のチョコレートを食べることによって、血糖値が上がり、食べ過ぎを防ぐ効果があります。とくに、朝、チョコレートを食べることにより、日中の喉の渇きが減り、甘いものを食べすぎるのを防ぐ働きがあると言われているのです。
朝チョコレートは太ると聞いたのだけど・・・
朝チョコレートがどれだけ健康によくても、食べればそれだけカロリーを摂取しているため太る、という話を聞いたことがありませんか?では、朝チョコレートはやはりダイエットの敵なのでしょうか。実際のところはどうなのでしょう。
朝は代謝がとてもいい時間帯です。カロリーの気になる食品こそ、代謝のいいこの時間帯に摂るのがおすすめです。つまり、その時間帯に、代謝をあげてくれるチョコレートを摂ることがよいということです。朝チョコレートを食べることがおすすめな理由は、こんなところにもあるのです。
◆太るのは食べ過ぎとチョコの種類
また、朝チョコレートで太ってしまう、という方は、気付かぬうちに食べすぎているという可能性が考えられます。1日に食べるチョコレートの量はだいたい50g、板チョコであれば、1/4~1/2程度、ひと口サイズのチョコレートであれば3~4粒を目安にします。
また、チョコレートにも色々な種類がありますが、目的別に種類を選ぶことも大切です。ダイエット目的ならばカカオ含有量の多いダークチョコレートがおすすめです。反対に、エネルギー補給にはミルクチョコレートを選ぶようにします。
さらに効果を得たい場合には食べ方も工夫してみましょう。チョコレートを食べるときには、口のなかで溶かすように食べてみましょう。ゆっくりと味わうことで脳の満腹中枢が刺激され、食欲を抑える働きが期待できるのです。
朝チョコレートは血糖値をあげる?
血糖値とは血液中のブドウ糖の値です。血糖値の急上昇は、インスリンの分泌を促進します。インスリンは血糖値を下げる働きをしますが、処理しきれない糖を脂肪に変えて溜め込んでしまう性質があります。そのため、大量のインスリン分泌は、肥満の原因となってしまうのです。
インスリンの大量分泌を避けるためには、血糖値の急上昇を抑えるようにします。血糖値の上昇は糖の吸収によって起こるため、糖の摂取を避けるしかありません。糖の吸収率を表わす値にGI値というものがあります。GI値が高いほど吸収率が高く、血糖値が上がります。
GI値が高いものにはパンなど糖質の高い食品が挙げられます。パンはGI値90前後の高GI食品ですが、ミルクチョコレートもまた90前後です。しかし、これをカカオ含有率80%以上のビターなチョコレートに変えると、一気にGI値22まで下がります。これはレタスとほぼ同じ値です。
純粋なチョコレートが大変苦いものだということをご存じでしょうか。チョコレートはおいしく食べられるように、砂糖やミルクなどが混ぜられています。これが血糖値を上げるのです。血糖値を上げずにチョコレートを食べるときは、カカオ含有量の高いチョコレートを選ぶようにしましょう。
今日から始める朝チョコレート
このように朝チョコレートは、体にいいことづくしの新習慣です。脳を活性化し、からだにはエネルギーとビタミンなど栄養を補給でき、心臓や血圧の調子まで整えてくれます。さらに、ダイエットにも効果があるなんて嬉しいですね。
古くは薬として扱われてきたチョコレートの面目躍如というところでしょうか。ついつい、わたしたちはチョコレートを健康の敵と考えがちですが、食べるチョコレートの種類を目的によって変えることで、健康を促進する食品として摂取することができるのです。
チョコレートをそのまま食べてもよし、ミルクなどに溶かしてホットチョコレートで飲んでもよし。手軽で、しかもいろいろな方法で食べることができることも朝チョコレートの魅力です。早速、今日から朝チョコレートを始めてみませんか?
参考にさせていただいたサイト様
https://matome.naver.jp/odai/2141402606935848401