前回の和食編に続き、今回は洋食編をご紹介します。
ちょっといいレストランに出かけるときに、気をつけておきたいテーブルマナー。
実は間違っている作法がちらほらあります。
そこで、大人女子なら身につけておきたいテーブルマナーNG集を学びましょう。
そのテーブルマナー、間違っているかも
大人だからこそ知っておきたい
ドレスコードなどの身だしなみだけでなく、テーブルマナーもきちんと理解していますか?
テーブルマナーは相手を不愉快にしないために必要なことです。
身につけたら一生物です。
そこで、大人女子だからこそ知っておきたいテーブルマナーのNG集や正しいマナーを学びましょう。
席に着くまでもマナーがあります
◆NGマナー:席の右側に立つ
右側から席に座るのは実はNGです。
洋室では右側が上位になるので、それを避けるのが正しいマナーです。
◆OKマナー:席の左側に立つ
基本的に左側から席につきましょう。中座して席を立つときも、左側から立ち上がるのが良いです。
◆NGマナー:バッグを椅子にかける
バッグを椅子にかけてしまうと見栄えが悪いですし、お店の方の移動もしにくくなります。
OKマナー:バッグは預けるか椅子の背部分に
大きな荷物はクロークや入り口で預けましょう。
自分でバッグを持っていたいなら椅子の背もたれ部分に置いたり、バッグ用に椅子を用意してもらうのもありです。
あるいは自分の左側の床に置くのもOKです。
フォーマルなお店では、荷物を邪魔にならないように小さくまとめるのが基本です。
◆NGマナー:ナプキンをすぐ広げる
席に座ってすぐナプキンを広げてはいけません。
「早く料理を出して」と急がす意味になってしまいます。
ナプキンは膝に広げるもので、首にかけてよだれかけのように使うのもNGです。
OKマナー:オーダー後or料理が来る直前
ナプキンを広げるタイミングは料理をオーダーした後や、料理が来る直前です。
あるいは主賓がナプキンを取ったら、その後に取るのも良いでしょう。
カトラリーの使い方
NGマナー:好きなフォークやナイフを使う
コース料理の場合、フォークやナイフなどのカトラリーやお皿がテーブルセッティングされています。
好きなものを使って良いわけではありませんので注意してください。
お皿を手で持つのもNGです。
OKマナー:テーブルセッティングは外側から
テーブルセッティングは料理に合わせて置いてあるので、一品ごとに外側から使っていきましょう。
右手にナイフ、左手にフォークが基本です。
スープやコーヒーなどのスプーンは右手で持ち、左手は器に軽く添えましょう。
NGマナー:ナイフの刃を外側に向ける
ナイフを置くときに、刃を外側にすると、周囲の人に刃を向けることになってしまい、失礼になります。
OKマナー:ナイフの刃は内側に向ける
ナイフの刃は内側にして自分に向けるようにしましょう。
NGマナー:カトラリーの先を天井に向ける
食事中に料理を味わっていたり、会話に夢中になったりして、つい手に持っているナイフやフォークの先端が天井に
向かないように気をつけてください。
ソースや汁が手元の方に滴ってしまいます。
OKマナー:食事中もカトラリーに気を配る
食事中でもカトラリーの先は向けないように気を配りましょう。
NGマナー:落とした食器を自分で拾う
ナイフやフォークを落としてしまったとき、お店の方の手をわずらわしたくないと自分で拾って
しまうのもNGです。
OKマナー:お店の人に任せる
食べること以外はお店の方に任せるのが正しいマナーです。
新しいものに取り換えてもらいましょう。
NGマナー:途中でカトラリーをテーブルに置く
食事の途中でフォークやナイフを置きたいときに、テーブルの上はNGです。
基本的には皿の上に置きましょう。
OKマナー:途中なら八の字、食べ終わったら2本そろえて
一度カトラリーを置いてパンを食べたり、ドリンクを飲んだりしても、まだ料理を食べている途中という場合が
ありますよね。それならフォークとナイフは皿の上で八の字に置きましょう。
食べ終わったら皿の上にフォークとナイフをそろえて右側に置きます。
フォークは背の上、ナイフは刃を内側に向けてください。
食べ終わった合図になります。
上品な料理の食べ方
NGマナー:乾杯でグラス同士をぶつける
飲み会などでの乾杯では、グラスとグラスをぶつけて音をたてますよね。
しかし、フォーマルなお店ではグラス同士をぶつけて音を出すのはマナー違反です。
OKマナー:グラスは軽く持ち上げるだけ
乾杯のときはグラスを軽く持ち上げるだけでOKです。
NGマナー:音を立ててスープを飲む
スープを飲むときにずずっと音を立ててしまうのもNGです。
持ち手のない器なのに手で持って、口をつけて飲むのもマナー違反です。
必ずスプーンを使いましょう。
OKマナー:音を立てずに飲む
スープスプーンは手前から奥にむかってすくうのがイギリス式です。
奥から当て前に向かってすくうのがフランス式です。
そして飲み口を斜めにして音を立てずに飲みましょう。
飲み終わったらスープの受け皿にスプーンを置けば、食べ終えたという合図になります。
NGマナー:パンにそのままかぶりつく
パンにそのままかぶりつくのはNGです。
また、そのままでバターをつけるのも控えましょう。
OKマナー:食べる大きさにちぎる
パンはちぎって口に運ぶのが正しいマナーです。
バターをつける際も、ちぎってからつけましょう。
NGマナー:肉料理を全て切ってしまう
肉料理を食べやすくしようと、最初にフォークとナイフで切り分けてしまってはいませんか?
それでは冷めてしまい、肉汁も出てしまっておいしくありません。
OKマナー:食べるたびに切る
お肉は一口食べるたびに切ること。
左端から食べやすい大きさに切りましょう。
NGマナー:ご飯を食べるときに持ち手を変える
洋食でご飯を食べるときに、利き手が右手に持ち替えてしまう人がいますが、これはNGマナーです。
食器類の持ち手は変えるとマナー違反です。
OKマナー:左手にフォーク、ご飯はフォークの腹に乗せる
したがってご飯でも、フォークは、左手で持って使います。
またフォークの背にのせるのはイギリス式、フォークの腹にのせるのはフランス式なので、どちらも扱いやすい方でかまいません。
食事中に気をつけておきたいマナー
NGマナー:ナプキンでテーブルの汚れを拭く
テーブルの上がソースなどで汚れてしまったり、食器の汚れが気になったりして、ナプキンで拭いてはいませんか?
実はこれもNGです。
OKマナー:ナプキンは口と指先のみ拭く
基本的にナプキンは口と指先のみ拭くためのものです。
汚れが見えないようにナプキンの内側で拭くのがポイントです。
NGマナー:自分のハンカチやティッシュを使う
ナプキンを使わず、自分のハンカチやティッシュで口や指先を拭いてはいませんか?
これだと「店のナプキンが汚くて使えない」という意味になってしまいます。
OKマナー:汚れはナプキンで拭き取って
基本的に汚れはナプキンで拭き取りましょう。
NGマナー:中座するときにナプキンをテーブルの上
化粧室に行くなど食事中に席を立つとき、膝に広げてナプキンをどこに置こうか迷いますよね。
テーブルはNGです。
見える場所にナプキンをくしゃっと置くと、見た目が悪いです。
OKマナー:中座するときは、ナプキンは椅子の上
中座する際は椅子の上に無造作に置きましょう。
NGマナー:グラスに口紅がべったり
グラスに口紅がべったりついてしまうと見苦しいです。
そのままナプキンで拭くのもNGマナーです。
OKマナー:食事の前に口紅は落とす
グラスに口紅がついてしまったら指で拭き取り、その指をナプキンで拭くと良いでしょう。
食前にティッシュオフして口紅を落としておいたり、グラスに付きにくい口紅を使うなど工夫をすることも大切です。
食後も気を抜かないで
NGマナー:コーヒー・紅茶のカップを両手で持つ
食後のコーヒーや紅茶を飲むときに、両手でカップを持つのはNGです。
「温度がぬるい」という意味になってしまいます。
OKマナー:右手はカップ、左手はソーサーに添えて
コーヒーを飲むときは右手にカップを持ち、左手は受け皿・ソーサーに添えましょう。
紅茶を飲むときや立食などではソーサーを持っても良いです。
NGマナー:ナプキンをきれいにたたむ
食後のナプキンをきれいにたたんで席を立つ・・・というのは、「料理やサービスに不満がある」という意味になってしまいます。
OKマナー:テーブルの上に置くだけ
折り目などをきっちり合わせることなく、軽くたたんでテーブルの上に置くくらいでOKです。
品格のある女性になりましょう
テーブルマナーいかがでしたか?
意外と間違って覚えていることがあったのではないでしょうか?
改善点が多ければ、それだけ伸びしろもあるということです。
テーブルマナーを見直して、品格のある女性になりましょう。
参考にさせていただいたサイト様
https://matome.naver.jp/odai/2136227993598145001