風邪のひき始めに摂りたい!体も温まる「葛湯」のすごい効能

葛湯ってあんまり聞きなれないワードですよね。
これが実はとってもカラダにいいんです。
今回はそんな「葛湯」のすごい効能を教えます♪


葛にはとっても素敵な効能があるって知っていましたか?

みなさん、葛(クズ)ってご存知ですか?

「葛」は秋の七草とされ、さまざまな薬効があると知られています。

葛湯を飲むと、体がポッカポカ温まります。
特に風邪をひきやすいこの季節は、積極的に摂りたい食材の一つです。

そんな、葛の身体にうれしい効能と、葛湯の作り方をご紹介します♪




葛の身体にうれしい効能
①血液の浄化・血行促進

葛には、ホルモンの補助・血管拡張作用のあるダイゼイン、プエラリンなどのフラボノイド類に加え、肝臓の働きを良くする・血圧を安定させる作用のあるサポニン類が10種類以上含まれています。




②免疫機能の向上・全身器官の安定

また、葛に含まれるβ-シトステロールは、免疫力の向上に役立つと
されています。

その他、皮膚を強化するアラントインや、肝臓の働きを良くするピニトールなども含まれていて、様々な効果が期待できそうです。




★葛湯の作り方
葛粉を使ったレシピの中でも最もポピュラーなもの。
寒い冬には体の芯から温まる葛湯の作り方をご紹介します。


◆材料(1人分)
・葛粉・・・・・10g
・熱湯・・・・・100g
・砂糖・・・・・適量(お好み)


◆作り方
①よく温めた器に葛粉を入れます。
約10gのぬるま湯でよく溶きます。

※こうすることでダマになるのを防ぎ、ムラなく仕上がります。


②沸騰したお湯を注ぎ手早く混ぜます。

※うまくいくと、ほとんど混ぜなくてもできます。


③仕上げにお好みで砂糖を加えて完成です。


葛湯を作る際に「透明にならなかった」「固まらなかった」という場合が
あります。
それは葛粉に加わる熱量が足りなかったためです。

失敗しないためには、
①器をしっかり温めておく

②葛粉を溶く際、ぬるま湯を使用する

③必ず沸騰したお湯を使用する

④砂糖は仕上がりに加える


以上4つを心がければほとんど失敗はありません。
それでも失敗して固まらなかったときは??
以下のように試してみてください。

①電子レンジで約10秒加熱し、よく混ぜてください。

②①を透明になるまで繰り返してください。
(大体1~2回で大丈夫です)

美味しい葛湯を作ってみてください♪



葛を使った簡単レシピ
かぼすのホット葛湯

葛湯は冬の夜に小腹が減った時にも大活躍!
リンゴジュースでお味付けすると甘くなるのでお子さんに作るときなどはおすすめ☆


◆材料(1人分)
●葛粉・・・・・大さじ3
●水・・・・・・200ml
●塩・・・・・・ひとつまみ
・かぼす・・・・小さじ2
・アガベ・・・・小さじ2

◆作り方
①●の材料をすべて小鍋に入れてかき混ぜ、葛湯を溶かします。
※ここで葛を完全に溶かすのがポイント!
葛がダマのまま火にかけると溶けないので注意です。

②葛が溶けたら中火にかけ、絶えず木べらで混ぜる。

③鍋の回りからふつふつとしてきたら、そのまま混ぜながらさらに3分ほど
火にかける。(葛が透明になるまで)
※葛はしっかりと火に入れましょう。

④最後にかぼす小さじ2とアガベ小さじ2を加えて混ぜ合わせて出来上がりです。




ミルクと甘酒の葛湯

デトックス・腸活効果も期待できるこちらのレシピ。
甘酒が好きな人にオススメです。

◆材料(1人分)
・葛粉・・・・・10g
・ぬるま湯・・・10g
・牛乳・・・・・100cc
・甘酒・・・・・50cc



◆作り方
①温めた器に葛粉を入れ、10gのぬるま湯でよく溶きます。

②牛乳と甘酒を加えて混ぜます。

③レンジで1分ほど加熱(600W)してかき混ぜます。

④再度レンジで50秒ほど加熱して、できあがります。



葛で心も身体もぽかぽかにしよう!

葛を使ったレシピも紹介させていただきました。
どれも簡単に作れます。

風邪予防はもちろん、体調のすぐれないときは特に飲むことをオススメします。

葛粉でも葛きりでもいいので、一度ぜひ試してみてください。