ご飯が余ったときに便利な冷凍保存ですが、冷凍したご飯の賞味期限はいつまでかご存知ですか？
冷凍しておけば、いつまででも大丈夫と思っていませんか？
冷凍したご飯にも賞味期限はあります。
冷凍ご飯の上手な保存方法と解凍の仕方までご紹介します。


保存しておけば役にたつ冷凍ご飯

食事の支度をしていたら「ご飯を炊くのを忘れていた！」という経験はありませんか？
そういった時でも、冷凍庫に保存したご飯が入っていれば助かりますよね。
ご飯が少し足りない、いますぐ食べたいといった時にも冷凍ご飯は大活躍です。

ご飯の保存方法は、冷蔵庫や炊飯ジャーに入れっぱなしよりも、断然、長く保存できる冷凍保存がオススメです。しかし、冷凍保存したご飯の賞味期限はどれくらいなのでしょうか？
おいしい冷凍保存の仕方と解凍の仕方も気になりませんか？

今回は、冷凍ご飯の保存についてご紹介します。




冷凍ご飯の賞味期限はいつまで？

便利なご飯の冷凍保存ですが、うっかり冷凍したことを忘れてしまい、冷凍庫に入れっぱなしにしてしまったことはありませんか？
冷凍ご飯の賞味期限は、１ヶ月以内です。また、冷凍してから1週間を過ぎると少しずつ味が落ちていくということもあるため、冷凍庫に入れたままにはしないように注意しましょう。

もう食べない方がよいご飯
せっかく冷凍保存したご飯も、下記のような状態になってしまったら、もう腐ってしまったと思いましょう。

①酸っぱいにおいや、異臭、酸っぱい味がする

②糸をひいている

③カビが生えている

④変色が激しい

黄色く変色していたり、カピカピになって固まっている状態は、食べられなくもありませんが、味が落ちてしまっているため、食べてもおいしくありません。

ちなみに、食中毒の危険性があるような、ご飯に発生する雑菌は、10～50℃が最も繁殖しやすく、100℃で20分以上の再加熱をしても死滅しないと言います。
チャーハンなど、改めてお料理して、再加熱すれば大丈夫と思われていた方、要注意です！

最近には、においが出ないものもありますから、においだけで判断するのは危険があります。夏場や湿度が高い時期は、特に腐敗の危険が高まりますから、保存方法には十分に気をつけましょう。

ご飯をおいしく冷凍するコツ
いくらご飯は冷凍保存がよいと言っても、間違った方法で保存しては、おいしくいただけません。
では、ご飯をおいしく冷凍するコツをご紹介します。

◆炊きたての新しいご飯を冷凍

冷凍保存するご飯は、炊きたてのものを保存しましょう。
ご飯が炊けたら、なるべく早く、熱い状態のままラップで包みましょう。
湯気も一緒に閉じ込めることによって、乾燥を防ぐことができます。解凍したときにも、ふっくらとした仕上げにできます。

タッパーでもよいのですが、ラップの方が菌が入り込む余地が少なく、平たく包めるため、短時間で凍らせることができます。タッパーに入れて保存すると、ご飯ににおいが移ってしまうことがあります。
ラップで包んだ後、フリーザーバックにいれれば、さらに冷凍庫内のにおい移りも防ぐことができます。

◆粗熱をとってから冷凍庫に入れる
熱い状態で冷凍庫に入れてしまうと、ラップの中に水滴ができ、冷凍ご飯の劣化を早めてしまいます。庫内の温度も上げてしまい、急冷の妨げにもなります。ラップで包んだご飯は、粗熱をとってから冷凍庫に入れましょう。

◆ご飯を平らにして冷凍

少しでも早く冷凍させるために、ご飯はなるべく平らな状態で包みましょう。解凍する時の加熱ムラも防げます。
また、ギュッとしてしまうと、ご飯を潰して固くなってしまうので、空気が入らない程度にふわっと包みましょう。

◆金属トレー(アルミホイル)を使って急速冷凍

冷凍にかかる時間が短い方が、解凍後のご飯が美味しく食べることができます。
急速冷凍するためには、金属製のトレーにのせて冷凍するか、アルミホイルをご飯の下に敷いて冷凍することをオススメします。

解凍がポイント！炊きたてを味わう方法
冷凍ご飯をおいしく食べるためにあｈ、どのように解凍するかもポイントになります。
これは、早く冷凍することと同じくらいに大切です。これから紹介する方法は、するとしないでは味が変わってきます。少し手間はかかりますが、ぜひやってみてください。

まず、冷凍ご飯を冷凍庫から出し、常温で放置します。ラップに水滴が付き始めたら、電子レンジにかけます。全く水分がない状態では、解凍されるまでに時間がかかりすぎてしまい、ご飯の水分が余分に飛んでしまう可能性があります。
水滴がついた状態でレンジにかけると、ほどよい水分によって、ご飯をおいしく解凍、温めができます。

そして、解凍した後はラップの上からタオルなどかぶらせて少し蒸らしましょう。ご飯を炊いた際にも、お米全体の水分を均等にするためにしばらく蒸らします。同じように、少し時間を置いてあげることで、熱と水分が均等になりご飯がふっくらしてきます。

手作りチャーハンを冷凍した場合は？

さて、自宅でチャーハンを作りすぎて残ってしまった場合も、冷凍をすることができます。この場合の、賞味期限はどれくらいでしょうか。



◆手作りチャーハンの賞味期限

手づくりのチャーハンを冷凍した場合の賞味期限は、冷凍ご飯と同じく、1カ月程度です。



◆パラパラの冷凍チャーハンにしよう

冷凍食品のチャーハンは袋の中にパラパラ状態であれば、食べたい分だけを解凍できてとても便利です。そこで、自宅でも手作りのチャーハンをパラパラに冷凍する方法をご紹介します。



まず、チャーハンが冷めてから、ジッパー付きの冷凍用の保存袋に入れます。それを平らにし、空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。
1時間ほど時間を置いてから冷凍庫から出し、チャーハンの固まりができないように、もみほぐし再び冷凍庫へいれます。
これを３～４回程繰り返すことで、冷凍パラパラチャーハンのできあがりです。


冷凍パラパラチャーハンができたら、そのまま保存袋で保存するか、タッパーに移し替えて保存しましょう。




◆解凍の仕方

解凍する時には、皿に移して電子レンジで温めてもよいのですが、フライパンの上で自然解凍させてから炒めると、水分が飛んで、べたつきを抑えることができます。




冷凍ご飯を上手に活用しよう

冷凍ご飯の保存についていかがでしたか？
時間がない時や、ご飯を炊き忘れていた時に、保存しておいたご飯があるととても便利です。冷凍する前のラップの使い方や、解凍方法を工夫すれば、炊きたてのようなおいしいご飯を再び味わうこともできます。


冷凍すれば、約ひと月は保存することができますので、すぐに食べきれないご飯を無駄にせずに済みます。長く保存はできますが、時間の経過とともにお米のおいしさは失われていくので、ひと月以内には食べきるようにしてください。




参考にさせていただいたサイト様

https://xn--ruqt3z0li9lh.com/%E3%81%94%E9%A3%AF/